zoomは時間泥棒?
zoom は2013年1月に開始され、またたく間に世界中からユーザーを獲得するに至りました。
わたしは zoom に対しては懐疑的です。
これまで Skype など、ほとんどのビデオチャットはアカウントの登録が必要でした。また、アプリケーションのインストールも不可欠で会社のPCに勝手にアプリをインストールできないことも多いようでした。これがハードルになってビデオチャットは爆発的には広がりませんでした。
ですが、zoom は登録無しで開始することが出来ます。会議のURLさえ送ればいいのですから。さらにアプリをインストールすることなしにブラウザ上でビデオチャットが出来てしまいます。この使いやすさと手軽さのおかげで zoom は一気に広まりました。
さらにいうと zoom は帯域が細く(通信回線が遅く)ても、切断されずにしぶとくつながり続けます。
確かに zoom は便利です。
zoom は同時に複数の人の時間を拘束します。
しかし電話と同様、同時に複数の人の時間を拘束します。時々、これから zoom をしましょうとお誘いのメッセージがきます。ベテランの人の方がビデオチャットを気軽に使うような傾向があるように思います。これでは作業効率化を進めることは難しいのです。
zoom の手軽さゆえに安易にビデオチャットに走ってしまい、他人の時間も拘束することになってしまいます。
私のオススメは zoom (というかビデオチャット全般)は極力必要な時以外は使わないようにしましょう。
必要な時とは自分を含めて二人以上の人間が顔を突き合わせてリアルタイムに議論しなければならない状況です。例えば締め切りが決まっていて今すぐに、複数人数で合意を取らなければならない状況です。
※このような状況に陥らないために普段から余裕を持った作業計画を組むことも必要です。
Teams でのビデオチャットの使い方
Teams でもビデオチャットはできますが、あくまでも補助的なものと捉えています。その理由は先に述べた通りです。
Teams にはズームにない機能があります。ExcelなどのOffice製品を開きビデオチャットを行いながら共同作業することが可能です。
「Teams を使った共同作業はチョー便利(Excel編)」
複数の人の時間を拘束してしまうことはマイナスですが、Excelでの作業を同時進行できることが業務効率化のプラスになっていると考えます。
Teams はチームとしてストックされたファイル、データ、議論、暗黙知が共有の資産としてあり、その上でどうしても必要であればビデオチャットを使用することができます。
zoom はその手軽さ故、その場かぎりの使い方になりがちです。
zoom に対して厳しいことを書いてしまいましたが、その特性を生かした使い方をすることが必要です。
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