Slack 公式ルール「リダイレクトする」
「Slack の基本 (パート 3)」は4つの項目で構成されています。
情報を公開する
できるだけ邪魔しない
時間と限度
リダイレクトする
前回は「できるだけ邪魔しない」でした。大人数向けのメンションとステータスのルールについて解説しました。どちらも目的は業務効率化です。今回のお話も業務効率化という目的のためにあります。
今回はこのシリーズの最終回で「リダイレクトする」について話します。
大人数でチャットツールを運用していると、多くのチャネルが立てられることがあります。
チャネルにはわかりやすい名前やチャネルの説明を書きます。
目的のチャネルを探すためです。チャネルの内容にふさわしい人がふさわしい議論をするために必要です。本来の目的と異なる議論をして時間を消費するのは避けたいものです。
Slackではアライグマという言葉とアイコンを使って、迷い込んだ人に正しいチャネルを案内します。
大規模なSNSではたびたび起こることですが、間違えてチャネルに迷い込むことがあります。その際に、恥ずかしい思いをさせずに正しいチャネルに案内します。Slack では「raccoon (アライグマ)」すると言います。アライグマという言葉 (それとアライグマのカスタム絵文字) を使って、あるディスカッションが別のチャンネルで行われるべきであることを示しています。
なぜアライグマなのかはわかりませんが(愛らしいからでしょうか???)、言葉とアイコンを作ることで、これを見た本人と周囲は一瞬で何を言っているのか理解することが出来ます。
一生懸命やってる人の意欲を削がないためにもこういったユーモラスな表現は必要だと思います。これも Slack の文化と言えるでしょう。皆さんもチャットツールを導入される際にユーモラスな表現を取り入れてはいかがでしょうか。
いかがでしょうか。4回に渡って Slack のルールについて解説してきました。押し付けたり嫌な思いをさせるようなルールは浸透しませんし業務効率化にはつながらないことを Slack のルールは教えてくれています。私はMicrosoft Teams を広めたいと願っていますし勧めてもいます。ですが、Slack が一アプリにとどまらず企業内の文化を重視し、文化に一部にあろうとする姿勢は見習うべきだと思います。
ご質問お待ちしています。
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