緊急時におけるコンテンツ配信

昨年末にベトナムの幼稚園にデジタル化のコンサルティングをさせていただきました。

これまで父兄への連絡は掲示板だけでした。これでは日々の活動迎えに来た方しか見ることはできませんし、日々の活動の更新が遅れること、広報的に横展開ができない事などの問題がありました。

そこで、LINEでのお知らせを、提案しました。

まず、どれだけの人がデジタルツールにアクセスできるのか、Zalo ではなく、LINE を、インストールしてもらえるのか、アンケートを取ってもらいました。(日本ではLINEが普及していますが、ベトナムでは Zalo と呼ぶメッセンジャーが広く使われています。)

驚いたのはその後の速さです。1週間でアンケート結果が返ってきました。

結果は100%アクセスでき、LINEのインストールも問題ないとのこと。

早速、使い始めていただきました。

その日の献立や子供たちの活動記録はご父兄にとどまらず、おじいちゃん、おばあちゃんにも見ていただけます。

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さて、ここに来て新型コロナウイルスです。

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ベトナムは感染拡大に対して非常に慎重な対応をしております。

学校は休校となり、その期間は2月一杯まで延長されました。

その間の情報はLINE で流すことができ大変良かったと思います。

情報を頻繁に流すことで保護者の皆さんに少しでも安心してもらえれば良かったと思います。

今後の情報もそうですが、自宅待機の時も幼稚園らしいコンテンツの配信を提案させていただきました。

私事ですが、3.11の時に子どもが小学生でした。目に見えない放射線と風評との戦いには自宅待機するしかすべがありませんでした。テレビは自粛ムード一色で娯楽らしきものはありませんでした。その時にYoutubeで動画を無償で提供してくれたクリエイターさんがいらっしゃいました。気持ちが凄く楽になったのを憶えています。

自宅待機が強いられる緊急時にはオンラインでのコンテンツ発信はどんどんするべきだと考えています。

今回は LINE というインフラで幼稚園のご父兄とつながり、コンテンツが提供できたのは非常に良かったと思います。


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Hidemi Mori