Microsoft Teams の医療現場での活用
MS Teams の話が続きます。
先日Microsoft主催のセミナーに参加してきました。医療現場での活用と作業効率の結果について事例紹介されていましたので共有します。
倉敷中央病院様
事例レポート
「2016 年 4 月の熊本地震発生時、当院のサーバールームで停電が発生しました。非常用電源は患者さんの生命維持にかかわる装置へ優先的にまわすため、サーバールームの停電は 2 時間ほどに及び、JCI の規格で事業継続計画 (BCP) を定めていたとはいえ、電子カルテから紙のカルテに戻らざるを得ない状況でした。もしクラウド上にカルテの情報があったとすれば、また状況は違ったはずです。」
クラウドを選定にはサーバールームが被災された経験も大きく影響しているのですね。
亀田メディカルセンター様
事例レポート
「実は脳神経内科は、この 1 年で当直に割り当てられる人的リソースが 6 人から 4.3 人ほどへ減少しました。一方、情報管理本部が整備している経営ダッシュボードをみると、私の部門で診療している患者さまの数を、昨年比 132% と大きく伸長することができているのです。従来の会話や "作業" の中にあった無駄を ICT で解消できたことが、大きな要因でしょう。」
ツールの導入だけではなく、現場スタッフの皆さんが創意工夫された結果ですね。それにしても驚きの数字です。